『鍛錬は千日の行、勝負は一瞬の行』である。4年という時間がメダルを重くする。例えば高梨沙羅さん。ソチでは、風に恵まれなかった。たった2回のしかも飛行時間たった数秒。これに4年という長い歳月をかけてきたのに…。ピョンチャンでは銅メダル。「私はまだ金メダルを取る器ではない」その言葉に彼女の人間としての重みを感じた。
『他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる』これも興味深い。小平奈緒選手は、「他人のタイムは関係ない。自分自身に勝つレースをすれば悲願の金メダルは取れる」と積極果敢に攻めた。試合後にイ・サンファ選手と健闘を讃えあう姿にも心打たれた。彼女を雇用した相澤病院のサポートも素晴らしい。院長先生の心にも感動した。メダルを取るか取らないか、メダルの色云々ではなく、オリンピックは人間の素晴らしさをいろいろと教えてくれる。 作成日: 2018年2月19日