栗原ファミリー紹介
栗原製茶とは、三代目 栗原吉平をはじめ、お茶の研究で博士号を取得した長男 悠次、手揉み茶選手権で見事四連覇を成し遂げた次男 昭夫を中心に、伝統の手法を守りつつ独自の製法を追求し、つねにあたらしい八女茶の世界をお届けするお茶ファミリーです。
店長 栗原 悠次
・農学博士
・日本茶インストラクター
(認定番号:05-1450)
安全で美味しいお茶を飲んで頂きたい一心で作ったら、媛茶が出来ました。ぜひ一度お試しください。
農場長 栗原 昭夫
・日本茶インストラクター
(認定番号:13-3277)
手もみ茶選手権四連覇達成!!おもに茶畑育成と製茶担当です。育成状況など随時アップしています。
栽培、摘み方、加工・・・それらすべてに熟練のプロフェッショナルが携わることで、日本一の八女伝統本玉露は生まれています。どれも大切な作業ですが、栽培に携わる生産者として特に気をつけているのは、芽の生育に関わる「被覆」の工程です。芽の状態によって遮光の度合いを調整する過程では、天候や気温を加味して被覆の具合を判断しなければなりません。そこは経験と勘が頼り。玉露の栽培に携わって15年になりますが、まだまだ学ぶことがいっぱいです。この奥深さが、大変なところであり、また同時に面白さでもあります。
色にも気を遣います。一口に「緑色」と言っても、土地や被覆の具合で、黒みがかったくすんだ緑から、透き通るような翡翠色まで、実に様々に変化します。もっとも良いとされているのは内側から光を放つようなエメラルドグリーン。品評会で上位に食い込むには色の美しさも重要なんです。すべてにおいて完璧でなければ受賞はできません。目指すのは、見た目はしなやかだけど内側は充実しているような、強さと優しさが共存している茶葉なんです。味わいで言えばとんでもない旨味がありながらキレがいい。そんな相反する魅力がひとつにまとまった、力のある玉露。八女の伝統本玉露ならば、その理想は必ず実現できると確信しています。
玉露はお茶の最高峰ですし、日本一といえば、つまり世界一ですから、確かに品評会で1位を獲るのは難しい。この世界を知れば知るほど、その思いは強まります。でも、真摯な姿を崩さずに継続していけば、いつかは頂点に立てる。そう信じています。